消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
観光庁は、全国のZ世代(19〜25歳)の男女を対象に「海外旅行に関する意識調査」を実施。42.7%が「2023年こそ海外旅行に行きたいと思う」と回答した。海外旅行経験者に絞ると、「行きたい」の割合は90.9%まで増加している。
行きたい海外旅行先の上位を見ると、男性は「ハワイ」(30.0%)がトップ、次いで「フランス」(26.0%)、「台湾」(22.0%)。女性は「韓国」(36.5%)がトップ、次いで「フランス」(33.5%)、「イタリア」(30.5%)という結果に。
「海外旅行先を選ぶ際に重視した・重視すること」を聞くと、最も多かったのは「治安」(70.3%)で、「旅費の価格」(59.5%)や「ご飯のおいしさ」(46.8%)を上回った。観光庁は「最近の社会情勢などの影響もあるのか、安全に旅行をしたい人が多いのかもしれない」とコメントしている。
「海外旅行ツアーに参加する際に、どの程度自由時間があるとうれしいか」という質問には「すべて自由行動」(29.5%)と「交通手段や宿のみ旅行会社が手配し、他はすべて自由行動」(32.3%)を合わせて、半数以上が自由行動中心のツアーを希望していることがうかがえた。「海外旅行への不安を抱えている人が多い一方で、ツアーで海外旅行をした際、自由時間が多いとうれしいと考えるZ世代は多いようだ」(観光庁)
インターネットを使った調査で、19〜25歳の男女400人が回答した。調査期間は1月11〜12日。
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