動画配信サービス「ABEMA」は3月5日午後5時、武藤敬司さんの引退試合『chocoZAP presents KEIJI MUTO GRAND FINAL PRO-WRESTLING “LAST” LOVE〜HOLD OUT〜』を、「ABEMA PPV ONLINE LIVE」で無料放送する。
2月27日に本大会のアーカイブ配信期間が終了すると、配信終了を惜しむ声が続出した。武藤さん本人も自身のTwitterで「今日からもう観(み)れねぇのかよ。なんとかなんねぇのかな。」とツイート。武藤さんの希望とファンからの要望を受け、一夜限りの再放送を決定したという。
再放送は全試合無料で放送する他、「ABEMAプレミアム」会員は、1年間本大会を何度でも視聴できるようにした。
6月30日には武藤さんの引退までの道のりを追った「武藤敬司引退記念Blu-ray BOX PRO-WRESTLING “LAST” LOVE HOLD OUT」の発売も決定。ラストマッチを含む、武藤さん引退に向けた全大会の様子を収録しているという。
「武藤敬司引退記念Blu-ray BOX PRO-WRESTLING “LAST” LOVE HOLD OUT」の発売も決定【©PRO WRESTLING NOAH】【(C)AbemaTV,Inc.】東京ドームで実施された同試合はABEMAが2月21日に独占生配信。プロレス興行での最高券売数を記録した。
プロレスリング・ノア(以下、NOAH)の発表によれば、会場には3万96人を動員したという。ABEMAが展開してきた無料と有料を組み合わせた放送形態は、新たなプロレスビジネスの枠組みを作った。
「武藤敬司引退試合」は、NOAH所属の武藤さんが、1984年10月のデビュー以降38年4カ月に及ぶ現役生活に幕を下ろした引退大会だ。武藤さんの花道を飾るにふさわしい場所として、NOAHは東京ドームのリングを用意。団体として約18年ぶりの東京ドーム大会を開催した。
ラストマッチでは、“制御不明なカリスマ”こと内藤哲也選手との攻防戦や、かつて闘魂三銃士として共にプロレスの一時代を築いた蝶野正洋氏とのサプライズ引退試合が注目を集めた。
Twitterでは、「#MutoFinal」が日本トレンドのみならず世界トレンドで1位にランクイン。その他、武藤さんを象徴する「武藤敬司」「プロレスLOVE」「ムーンサルト」など単語や、武藤蝶野戦が反映された「武藤蝶野」「闘魂三銃士」など、合計17個ものキーワードがランクインしている。
ABEMA格闘チャンネルの北野雄司エグゼクティブプロデューサーは、同大会が日本中で話題となり、プロレスファンだけでなくプロレスに興味を持たない人の心までつかんだ理由を以下のように分析する。
「武藤敬司さんの引退大会までの道のりは全て無料で生中継し、引退大会を『ABEMA PPV』にて配信するという無料と有料の組み合わせはABEMAならではの放送形態です。武藤敬司さんのように稼げるプロレスラーを育て、選手へ還元できるビジネスモデルをつくっていければ幸いです」
ABEMAは今後も、自社ならではの放送形態を展開し、格闘技の魅力を伝え、広げていく。
武藤敬司の引退試合に3万人超 ABEMA PPV、プロレス史上最高記録
武藤敬司の引退試合を独占生中継 ABEMAとプロレスリング・ノアが変えるプロレスビジネス
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大寒波なのに、なぜ「足元だけ」の暖房器具が売れる? Francfrancのヒーターが、受験生に好評なワケCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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