「すし銚子丸」、回転レーン使用した商品提供を終了 脱・回転の動き強まる迷惑行為対策

» 2023年03月06日 15時30分 公開
[ITmedia]

 回転寿司チェーン「すし銚子丸」を運営する銚子丸(千葉市)は3月3日、全店でタッチパネルを使用した注文方法「フルオーダーシステム」に移行すると発表した。回転レーンを使用した商品の提供は4月26日までに順次終了していくという。

「すし銚子丸」はすしの提供方法を変更(銚子丸公式Webサイトより、以下同)

 同社はこの背景について、回転寿司チェーンだけではなく飲食業界全体で問題視されている迷惑行為への対策と、回転レーンを使用することにより発生するフードロス削減を挙げた。

 回転寿司チェーンでは、くら寿司などが回転レーンの使用にこだわり続けている。その一方で、タブレットで注文を受けた商品だけを専用レーンで届ける方式に変更するチェーンも増えてきている。

 すし銚子丸の横浜都筑店では、2月4日に共用ガリの箱の中に電子タバコの吸い殻が混入していることが判明。同社はこの件について都筑警察署に相談済みだと2月6日に発表した。また、客席に設置していたしょうゆ、粉茶、わさびといった共用の食材と湯飲みなどの食器は、利用客を席に案内するたびに従業員が用意する方式に変更するとしていた(出所:すし銚子丸、客席のガリにタバコの吸い殻 「従業員の喫煙者の銘柄とは不一致」)。

フルオーダーシステムへの移行スケジュール

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