食品大手の明治(東京都中央区)は、市販用アイスクリームやチョコレート、グミなど計13品目を順次値上げもしくは内容量を削減すると発表した。原材料や物流コスト、包装材価格、エネルギーコストなど諸経費の上昇が理由。
チョコレート菓子「きのこの山」「たけのこの里」のシリーズ計6品は、6月1日出荷分から約8%の値上げを実施するが、その他の菓子類は価格は据え置き、内容量を削減する。対応の違いが生まれたのはなぜか。
「『きのこの山』『たけのこの里』は、1992年の値上げを最後に価格は維持しながら、内容量の削減を実施してきました。今回は個々の商品ごとに、内容量を削減してもお客さまの満足度が落ちないかや、値上げしても手に取ってもらえるのかを検討し、対応を決定しました」(同社広報部)
その他のチョコレート菓子や市販用アイスクリーム、グミ製品については価格は据え置き、内容量を減らす。「明治エッセルスーパーカップミニ」の超バニラとクッキーバニラは、5月29日発売予定分から11.1%減。「アーモンドチョコレート」シリーズは7月4日、「プッカチョコレート」「アポロ袋」は7月11日出荷分から、いずれも10%前後減量する。「ポイフル袋」は、8月8日出荷分より14.3%減らす。
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