ドン・キホーテ(東京都目黒区)は4月14日(金)、福岡県北九州市に新業態となる「HAPPYドンキ サニーサイドモール小倉店」をオープンする。売場構成を商品カテゴリーごとではなく、5つのテーマに合わせて展開する新業態。
同社では、Z世代の若者をターゲットにSNS映えするアイテムを扱う専門店「キラキラドンキ ダイバーシティ東京プラザ店」など、“専門店型ドンキ”の出店を進めている。
既存のドン・キホーテでは商品カテゴリーごとに売り場が分かれているのに対し、HAPPYドンキではH(ヘルス)、A(アミューズメント)、P(プリティ)、P(ポジティブ)、Y(ヤミー、おいしい)というテーマごとに5つのゾーンに区切った売り場構成とする。各ゾーンでは、テーマに合わせたさまざまなカテゴリーの商品をまとめて提案し、買い忘れ防止や利便性向上に加え、購買意欲を刺激する狙い。
従来は同じ商品カテゴリーに属する商品も、商品の特徴に合わせて異なったゾーンで展開する。例えば靴下の場合、キャラクター靴下はアミューズメントゾーン、冷え取りなどの機能性靴下はポジティブゾーンで取り扱う。
ドン・キホーテでも人気の高い菓子類には同店でも力を入れるといい、アミューズメントゾーンにはカラフルなグミや駄菓子など楽しめるタイプの商品をそろえる。ヤミーゾーンではスナック菓子や米菓、さまざまな種類のチョコレートを取り扱う。
ゾーン別の取扱商品は、H(ヘルス)ゾーンではサプリメントやトレーニング器具、睡眠快適グッズなどの健康をサポートする商品とする。A(アミューズメント)ゾーンはキャラグッズや映え菓子・駄菓子、スマホパーツなどの娯楽性の高い商品、P(プリティ)ゾーンは美容家電や化粧品、サロン専売品、スマートウォッチグッズなどの「きれい・かわいい」を叶える商品をそろえるゾーンとした。P(ポジティブ)ゾーンでは日用消耗品や生活家電、カー用品などの生活をサポートする商品、Y(ヤミー)ゾーンでは菓子、加工食品、調味料、調理家電などの食に関する商品を売り出す。
同社は、今後も特定のカテゴリーに絞った商品をそろえる専門店型の新業態の開発に取り組んでいくとしている。23年3月時点で、専門店型のドン・キホーテとして「お菓子ドンキ・お酒ドンキ」(東京都)、「コスメドンキ・お菓子ドンキ・驚辛ドンキ」(千葉県)、「コスメドンキ ユニモちはら台店」(千葉県)、「コスメドンキ・お菓子ドンキ 所沢トコトコスクエア」(埼玉県)、「キラキラドンキダイバーシティ東京 プラザ店」(東京都)を展開している。
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