すかいらーくホールディングスは4月4日、グループで運営する店舗の3月度における売り上げ(速報値)を発表した。
既存店売上高は前年同月比126.6%と大きく回復したが、19年比では90.4%だった。
同社が運営する専門店ブランドは比較的業績が堅調だが、バリュープライスブランド(ガストやバーミヤン)は苦戦が続いていた。しかし、3月は売り上げが回復基調にあるという。
店舗開発のトピックとしては、3月下旬にガストからむさしの森珈琲に業態転換した小山本郷店(栃木県小山市)の売り上げが好調だった。具体的には、平均日商がガスト時代と比べ2.3倍になったという。同社の広報担当者によると、オープンしたばかりで注目されたという面はあるが、客単価が高いことや、商圏が広いことが影響しているという。むさしの森珈琲は座り心地の良いソファやチェアが特徴で、「ふわっとろパンケーキ」が看板商品となっている。
また、2月1日にオープンした新ブランドである飲茶TERRACE『桃菜』も好調だった。同店はもともとバーミヤンだった店舗を業態転換したもので、19年3月と比べると23年3月の客数は約1.5倍、売り上げは約2.6倍だった。
同社では、3月13日からガスト、バーミヤン、ジョナサンの一部店舗で深夜営業を再開している。そのため、午後9時以降の売り上げも上昇傾向にあるという。
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