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» 2022年07月02日 05時00分 公開

パソナの淡路島移転計画はどうなっている? 家族で引っ越した社員が語ったリアルな日常長浜淳之介のトレンドアンテナ(1/5 ページ)

パソナが着々と社員の淡路島移住を進めている。実際に働いている社員はどういったことを考えているのか。現地で増えている商業施設の状況も取材した。

[長浜淳之介ITmedia]

 パソナグループが淡路島で取り組む、地方創生事業が加速している。

 南部靖之代表が2020年9月、新型コロナウイルス感染症の影響でテレワークが広がる中、のどかなリゾート地でテレワークを行うワーケーションを提案。東京・大手町にある本社機能の一部を、兵庫県の淡路島に移転する計画を発表した。

 社員約1200人の移住が予定されていて、着々と進んでいる。22年4月までに約350人が実際に移住したという。

 パソナでは、社員を受け入れるオフィス棟、社宅を淡路島北部の淡路市を中心に増設している。社員がリラックスした雰囲気で働ける環境が、淡路島では実現されているとのことだ。

社員が働くパソナワーケーションハブ鵜崎

 そればかりではなく、パソナは淡路島での雇用創出を目指して、物販・レストランなどの観光施設を島内に次々にオープン。主に京阪神からのマイクロツーリズム(近所旅行)需要を喚起している。関西随一の高級住宅地・芦屋のマダムが集まるフレンチレストランもある。

遊べる場所も充実している

 特に、播磨灘に臨む西海岸は山が海に迫る地形が続き、人口のまばらな地域で未開拓の山林が広がっていた。しかし、海沿いを南北に走る県道31号線は、「淡路サンセットライン」と呼ばれ、海に夕陽が落ちる風景の雄大さが評判だ。パソナはこの西海岸に面した絶好のドライブコースに、次々と海が見えるレストランをはじめとする商業施設をオープン。にぎわいをつくり出している。

ワーケーション風景

 「近年は、弊社以外にも淡路島を盛り上げてくれる仲間が増えて、頼もしく思える」とパソナグループ関西・淡路広報部長の佐藤晃氏は、島の再生を目指すレストランやホテルを造る動きが、他の企業にも広がってきたという手応えを感じている。

 パソナの淡路島活性化事業は、どこまで進捗したかをレポートする。

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