はま寿司は4月7日、はま寿司郡山堤店(福島県郡山市)において、食材管理の自社目標である「使用期限」が守られていないケースがあったと発表した。
はま寿司では安全で味のよい商品を提供するため、「消費期限」を超えない範囲で使用期限という管理目標を設定している。しかし、はま寿司郡山堤店において、使用期限が過ぎたネタを提供していた疑いがあると週刊文春オンラインが3月29日に報じた。
報道を受け、はま寿司は3月30日にリリースを発表した。同発表によると、2月3日に親会社であるゼンショーホールディングスの内部通報窓口に、使用期限切れの食材を使用しているとの連絡があったという。同社が調査したところ、使用期限を過ぎた食材が提供されたという事実は確認できなかったとしている。
だが、4月7日のリリースでは、使用期限を守っていないケースがあったことが従業員へのヒアリングで判明したという。具体的には「適切な温度管理の下に使用期限を超えた食材で、目視により変色など状態の劣化が見られなかったものに対し、期限シールを貼り替えて使用した」(はま寿司)としている。
ルールが守られなかった背景については、一部従業員が「多少の超過なら安全上も問題はない」と間違った認識をしていることを挙げた。
はま寿司は「今後同種の違反行為に対しては厳重に対処するとともに、強い意志を持って全従業員に対しルールの徹底と教育を行ってまいります」としている。
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