大学生のバイト代は月に「6万1000円」 理想は?大幅なギャップ

» 2023年05月07日 07時30分 公開
[堀内ひろITmedia]

 コロナ禍に加え、物価高などにも苦しんでいる大学生。アルバイトをしている大学生の平均月収(手取り)は6万1000円と、前年より5500円増えていることが、マイナビ(東京都千代田区)の調査で分かった。

(出所:写真AC)

 一方、希望月収は前年比+2万8200円の10万7600円と大きく増加しており、実際の月収との大幅なギャップ(−4万6600円)が生じている。マイナビでは「物価上昇の影響を受けて、希望する月収が前年より上回ったことで実態とのギャップが大きくなったと考えられる」とコメントした。

大学生の月収 (実態と希望)

 「就職活動を意識してアルバイト先を決めたか」と尋ねたところ、「意識していない」が58.1%と「意識した」の25.8%を上回った。

就職活動を意識してアルバイト先を決めたか

 就活を意識してアルバイト先を決めた人に「重視したこと」を聞くと、最も多かったのは「正しい言葉遣いができるようになる」(43.2%)。次いで「将来の仕事や職業に役立つような経験をする」(38.9%)、「アルバイトを通じて関わる人の数を増やす」(34.7%)が続いた。

 「コロナ禍による授業のオンライン化などにより、同級生や先輩とのつながりが少ない中、リアルな仕事の実情や経験を話してくれたり、相談に乗ってくれたりする人との出会いの場として、アルバイト先を選ぶ大学生が増加したことがうかがえる」(マイナビ)。

就職活動を意識してアルバイト選びをした際に重視したこと

 インターネットによる調査で、18〜23歳の大学1〜4年生1400人が回答した。調査期間は2月15〜20日。

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