ダイソンの空気清浄機能付きヘッドホン、日本で発売 初のウェアラブル製品価格はオープン

» 2023年05月23日 14時04分 公開
[ITmedia]

 ダイソン(東京都千代田区)は5月23日、ウェアラブル製品「Dyson Zone空気清浄ヘッドホン」を日本で販売開始すると発表した。ダイソンの公式Webサイトや一部家電量販店などで取り扱う。

東京・原宿で期間限定ストアを展開

 この商品には、都市の騒音と大気汚染という2つの課題を解決する狙いがあるという。世界銀行によると、世界人口の半分以上が都市部に住んでおり、2050年には7割に達するという。そこで、ダイソンが約30年かけて蓄積してきたフィルターやモーターなどの技術を活用して、浄化した空気を吸い込める商品を開発した。

商品画像(提供:ダイソン)
装着イメージ

 シールドは取り外し可能となっており、顔に触れることなく着用した人の鼻と口に直接空気を届ける。静電フィルターが微細な粒子を、活性炭フィルターが二酸化窒素といった都市部のガスをそれぞれ除去する。シールドを取り外すことで、通常のヘッドホンとしても利用できるようにした。

 8個のマイクを使ったアクティブノイズキャンセリングにより、周囲の音を打ち消す。また、低音、中音、高音の幅広い周波数帯域でクリアな音質の実現を目指した。

実際に装着した姿
実際に装着した姿

 本体の重量はヘッドホン単体で595グラム、シールド着用時には670グラムになる。最長運転時間は、音楽再生のみで50時間とした。空気清浄モードにすると1.5〜4時間だという(低、中、高で最長運転時間が変化する)。Dyson ZoneとDyson Zone Absoluteの2種類を用意しており、いずれも価格はオープン。

 チーフエンジニアのジェイクダイソン氏は、ダイソン日本法人25周年記念プレスカンファレンスの場において、「外出先でもきれいな空気を送り込める商品だ」と自信を見せた。

ヘッドホンの仕組みを期間限定ストアに展示

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