中古でのリーズナブルな価格と根強いTouch ID人気でロングセラーとなっていたiPhone 8だが、新iOSではサポート対象外となった。今後、中古市場でどのような影響が出るのか。
ITジャーナリストの山口健太氏は取材に対し「iPhone 7は2022年のiOS 16で非対応になったが、中古市場ではまだ売れ続けていることから、iPhone 8が非対応になってもただちに人気に影響はないのではないか」と指摘する。その要因に「中古端末の購入者はOSの対応状況よりも本体の状態や価格を優先する場合が多いと考えられる」と話す。
ただ、「製品としての寿命が近づいているのは確か」とも述べ「今回、非対応になったことで売れ筋はiPhone SEの第2世代や第3世代に徐々に移行していくだろう。中古販売業者は新OSに非対応であることを適切に周知することが求められる」と事業者への対応を求めるとともに、購入者へも注意喚起した。
iOS 17では、音声通話の自動文字起こしや、iPhoneを近づけるだけで連絡先交換できる「NameDrop」、「Hey」不要で「Siri」起動などの機能を搭載している。対応機種は「iPhoneXs」以降の機種となる。
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