「ザ・リッツ・カールトン福岡」開業 高まる九州の観光需要、富裕層の受け皿に：MICE招致の期待も

[コネムラメグミ，ITmedia]

　マリオット・インターナショナルは6月21日、高級ホテル「ザ・リッツ・カールトン福岡」を開業した。福岡市の中心部にある商業施設「福岡大名ガーデンシティ」内にオープン。富裕層観光客のニーズに応える。世界の要人を迎えられる環境が整い、国際会議など「MICE」の招致も期待される。

ザ・リッツ・カールトン福岡（出所：プレスリリース、以下同）

　同社としては九州初のラグジュアリーホテル。福岡空港や博多駅、博多港から車や公共交通機関で15分ほどの位置にある。

　25階建てのガラスタワーの9フロアを占有。19階から23階に50平方メートルのゲストルームと75平方メートル以上のスイートルームを備え、福岡の街並みを望む「福岡スカイライン」、博多湾の眺望が美しい「ベイビュー」など、さまざまな客室タイプを用意した。

　132平方メートルのプレジデンシャルスイートと、188平方メートルのザ・リッツ・カールトン スイートはそれぞれダイニングルームとサービスキッチンを備え、客室内でプライベートな食事を楽しめるようにした。

デラックスキングルーム

ザ・ロビーラウンジ

博多湾を行きかう船からインスピレーションを得たバー「Bay」

　福岡大名ガーデンシティによると、東京・大阪以外の九州を含めた地方には、ラグジュアリーホテルが少なく、富裕層である外国人観光客の受け入れ先がない状況という。マリオットは4月に九州初進出し、今年だけで6つのホテルを集中開業している。ザ・リッツ・カールトン福岡は、その中でも一番の目玉という。