「柏高島屋ステーションモール」大規模リニューアル どうなる?街全体をにぎやかに(1/2 ページ)

» 2023年07月28日 08時41分 公開

 高島屋(大阪市)と子会社である東神開発(東京都世田谷区)は、2023年秋以降、千葉県柏駅前の「柏高島屋ステーションモール」で大規模リニューアルを実施すると発表した。「街のコミュニティ空間」というリアルな体験価値を重視した施設に生まれ変わり、街全体のにぎわいにつなげる狙い。

photo 高島屋と東神開発は、千葉県柏駅前の「柏高島屋ステーションモール」で大規模リニューアルを実施すると発表した(出所:プレスリリース、以下同)

 柏高島屋ステーションモールは、1973年に「高島屋柏店」として開業、92年の全面改装で、高島屋柏店を核とした「柏高島屋ステーションモ ール」が誕生した。2008年に大規模リニューアルを実施し、営業面積5万平方メートルを超える大規模ショッピングセンターとなった。

 今回、「新館」「S館」「本館」においてリニューアルを順次展開し、「ヒト・モノ・コト」が出会う地域のコミュニティゾーンを新設する。また、地域住民から要望の多い、日常使いしやすい食品専門店を加えた「一大食品ゾーン」を構築する予定だ。「本館」に百貨店機能を集約し、さらに利便性を高める取り組みも行う。

photo フロアバーチカル

 「新館」では10階と11階に、「柏の人の居場所」をコンセプトにしたコミュニティースペースを新設する(24年秋完成予定)。駅直結という立地を生かし、「リアルな場所」として、自らのノウハウや思いを発信したり、ここでヒト・モノ・コトと出会ったり、つながることができるような場と企画を提案するという。

photo にぎわいの循環拠点となる「コミュニティースペース」を目指す
photo フロア全体に、さまざまなアクティビティのきっかけになる柱を散りばめて配置する
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