高島屋(大阪市)と子会社である東神開発(東京都世田谷区)は、2023年秋以降、千葉県柏駅前の「柏高島屋ステーションモール」で大規模リニューアルを実施すると発表した。「街のコミュニティ空間」というリアルな体験価値を重視した施設に生まれ変わり、街全体のにぎわいにつなげる狙い。
柏高島屋ステーションモールは、1973年に「高島屋柏店」として開業、92年の全面改装で、高島屋柏店を核とした「柏高島屋ステーションモ ール」が誕生した。2008年に大規模リニューアルを実施し、営業面積5万平方メートルを超える大規模ショッピングセンターとなった。
今回、「新館」「S館」「本館」においてリニューアルを順次展開し、「ヒト・モノ・コト」が出会う地域のコミュニティゾーンを新設する。また、地域住民から要望の多い、日常使いしやすい食品専門店を加えた「一大食品ゾーン」を構築する予定だ。「本館」に百貨店機能を集約し、さらに利便性を高める取り組みも行う。
「新館」では10階と11階に、「柏の人の居場所」をコンセプトにしたコミュニティースペースを新設する(24年秋完成予定)。駅直結という立地を生かし、「リアルな場所」として、自らのノウハウや思いを発信したり、ここでヒト・モノ・コトと出会ったり、つながることができるような場と企画を提案するという。
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