無印良品が「グランフロント大阪」の店舗をリニューアル、広さが2倍に：大阪駅前の複合施設（1/2 ページ）

[Kano，ITmedia]

　良品計画（東京都豊島区）は、大阪駅前の複合施設「グランフロント大阪」内の無印良品の店舗を9月8日にリニューアルオープンすると発表した。店舗を3フロアに拡大し、売り場面積を約2倍に広げる。西日本の旗艦店として、無印良品の商品をそろえるほか、モデルルームや商品を体験できるスペースも設置する。

大阪駅前の複合施設「グランフロント大阪」（大阪市北区）

　グランフロント大阪は2013年に開業。開業10周年に伴い、今春から大規模なリニューアルを順次実施しており、無印良品の拡大リニューアルもその一環となる。無印商品の店舗は4階フロアのみだったが、リニューアル後は2〜4階の3フロアとなる。

　リニューアルのコンセプトは「みんなのライフパーク」。多彩な商品を販売するだけにとどまらず、「暮らしの発見やヒントが得られる暮らしのテーマパークのような店舗」（同社）にするという。

「無印良品 グランフロント大阪」リニューアルオープンの告知（画像：良品計画のプレスリリース）

　最大のポイントは、空間設計に関するサービス提供の拠点を置くことだ。無印良品では、住宅やオフィス、商業施設、公共施設の空間設計サービスを企画から提供している。東京・有明の店舗とオンラインを中心に相談を受け付けてきたが、関西圏からの問い合わせも多いことから、西日本の店舗としては初めて空間設計事務所を設置。住まいに関する専門家が対応する体制を整える。

無印良品が手掛けた空間設計の事例（画像：良品計画のプレスリリース）

　また、リノベーションに関する相談窓口も設置。無印良品が15年から販売しているリノベーション商品「MUJI INFILL 0（インフィル・ゼロ）」のモデルルームを設ける。加えて、都市再生機構（UR都市機構）と共同で実施した団地リノベーションプロジェクトの取り組みを紹介するモデルルームも設置する。

10年前に大阪から始まった「MUJI×UR団地リノベーションプロジェクト」のイメージ（画像：良品計画のプレスリリース）