もともと鳥貴族HDの大倉忠司社長が新型コロナウイルス禍前から構想を固めていた「トリキバーガー」。感染拡大下で不安定な経営環境にさらされた居酒屋業態を支える「第2の事業の柱に育てたい」(大倉社長)との狙いもあった。10、20代の若者を主要ターゲットにまずは首都圏で認知を広げようとしたが、早くも軌道修正を迫られている。今後、大阪市内に出店する計画もあり、ブランドがうまく構築できるか試されそうだ。
民間調査会社の東京商工リサーチによるとバーガー店の倒産は3年度に6件と、年間1〜2件ほどで推移していた平成27年度から2年度までの6年間から急増。近年の出店増で競争が激化しており、食材高騰や人手不足など逆風も吹く中、淘汰が加速する可能性も指摘している。(田村慶子)
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