『桃鉄ワールド』発売 シリーズ35周年、世界が舞台

[ITmedia]

　コナミがNintendo Switch用ソフトとして人気ゲーム『桃太郎電鉄』（桃鉄）シリーズの新作『桃太郎電鉄ワールド 〜地球は希望でまわってる！〜』（桃鉄ワールド）を発売した。ゲームのプレイ動画（いわゆるゲーム実況）を想定したガイドラインを作成し、動画投稿を支援する他、人気動画配信者とコラボしたPRで、販売促進も行う。

『桃太郎電鉄ワールド 〜地球は希望でまわってる！〜』（出典：同社公式Webサイト）

　桃鉄はプレーヤーが鉄道会社の社長となり、各地を巡って物件を買い集め、総資産で争うゲーム。2020年に発売した『桃太郎電鉄 〜昭和 平成 令和も定番！〜』以来、3年ぶりの新作となる。前作はコロナ禍の巣ごもり需要を背景に、累計出荷本数が400万本（7月20日時点）を超えるヒット作となった。

『桃太郎電鉄 〜昭和 平成 令和も定番！〜』（出典：同社公式Webサイト）

　今作では、シリーズ初となる球体マップで地球を再現。進行手段が汽車から飛行機となり、地球の裏側へ一気に移動するカードなど30種類の新カードを収録しており、世界を舞台にした本作ならではの駆け引きを提供する。

シリーズ初となる球体マップ（出典：同社公式Webサイト）

　桃鉄シリーズはゲーム内を移動する中で、地名を覚えられるなど教育的な要素が高い評価を受けている。今作では各国366都市の物件駅や、世界史の偉人39人を収録。世界各地の名産品や産業、文化や歴史など、プレイ回数を重ねることで各国の情勢について詳しくなるように設計されている。

世界各地の地名を覚えられるという教育的な要素もある（出典：同社公式Webサイト）

ガイドライン作成　「実況動画」も支援

　YouTubeなどへの実況動画の投稿を想定した「動画投稿ガイドライン」も公開した。プレーヤー自身が映っている動画であれば、プレイ動画の投稿を許可するというもので、ユーザーの拡大も図る。人気芸人の陣内智則さんなど桃鉄ファンの著名人ともコラボする動画も公開している。

ガイドライン

　1988年にファミリーコンピュータ向けに第1作目が登場して以来、今年で35周年を迎えた桃鉄シリーズ。どこまで売り上げを伸ばせるか注目を集めそうだ。