「ビール会社に強い大学」ランク 大手4社すべてに就職者がいるのは9大学のみ(2/2 ページ)

» 2023年11月17日 17時50分 公開
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 ビール会社に強い大学ランクのベスト3は、1位早稲田大、2位慶應義塾大、3位京大と、昨年と同じ大学が同順位で並んでいる。

 4位は就職者が昨年から倍増して京大と僅差の16人となり、12位から順位を上げた立教大。以下、東大▽大阪大▽明治大▽同志社大▽神戸大▽筑波大が続く。

 総合大学がランキング上位に並ぶ中、ベスト10圏外ではあるが工科系トップ大学の東京工業大と東京理科大(各5人)が19位に入っている。この要因として考えられるのは、ビール以外に、醸造、発酵、医薬など、理系研究職として入社する学生が多いこと。総合大学の中でも理系学部の定員が多い難関国立大が多く、ベスト10に入った京大、東大、大阪大の他、東北大と九州大(各9人)が11位、名古屋大と北海道大(各7人)が15位と、旧帝大がすべてベスト20位以内に入っている。

 次に企業別の就職者数を見ていこう。

 アサヒビールは早大が8人で抜けており、次位は、九州大、慶大、同志社大、関西学院大(全体ランク14位)で各3人。キリンは早稲田大12人、京大10人、東大と立教大が各6人、大阪大と慶大が各5人。サッポロビールは採用判明数が38人と少ないこともあり、最多の明治大と同志社大でも各4人。以下、早稲田大3人、北海道大、筑波大、名古屋大、慶大、法政大(同15位)、立命館大(同19位)、関西大(同19位)が各2人。サントリーグループは19人の慶大が最多で、早大15人、神戸大9人、大阪大と立教大が各7人で続く

井沢秀(いざわ・しげる)

 大学通信情報調査・編集部部長。1964年2月6日、神奈川県生まれ。明治大学卒業後、受験情報・分析を主力事業とする大学通信入社。大学の入り口(入試)から出口(就職)まで、情報を収集し発信中。中高・大学受験の案内書・情報誌を編集するほか、新聞社系週刊誌、経済誌などへの情報提供と記事執筆を行う。


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