ぺんてる、修正液と修正テープの“良いとこどり”をした商品を発売

[カワブチカズキ，ITmedia]

　ぺんてる（東京都中央区）が、修正ペン「WHITESPEED（ホワイトスピード）」を12月11日に発売する。新形状の幅広ペン先と超速乾インキを搭載し、修正液と修正テープの“良いとこどり”をした商品として展開する。全国の文具取扱店で順次発売し、価格は440円。

ぺんてるが「WHITESPEED」を発売（出所：プレスリリース、以下同）

　新形状をうたうペン先は、ひと塗りで約4.5ミリを修正でき、修正テープのような「テープがよれる」「穴が開く」「うまく切れない」といった問題が生じない。ペンとしてイラスト用途にも使用できる。インキは、2000種類以上の試作を経て、同社従来品と比べて2分の1の速さで乾く超速乾インキを実現。乾くとマットな質感になり、修正面の上からでもはっきりした筆跡で再筆記できるようにした。

新形状の幅広ペン先

　同社は、1983年にペンタッチ式修正液を発売。以前は、キャップについたハケでビン型の容器に入った修正液を塗る「マニキュア式」が主流だった。しかし、ハケが荒れたり、容器内のインキが固まったりする課題があったことから、修正液を密封容器に入れ、弁構造にて吐出（としゅつ）する形式を研究。内部のインキが乾燥せず、均一に濡れるペンタッチ式修正液の発売にこぎつけた。

超速乾インキ