「2023年に読んでよかったマンガ」 1位は『葬送のフリーレン』、2位以下は?

» 2023年12月09日 10時30分 公開
[ほしのあずさITmedia]

 2023年はどのようなマンガが読まれたのか? 電子書籍販売サイト「ebookjapan」をLINEヤフーと運営するイーブックイニシアティブジャパン(東京都千代田区)は「読者が選ぶ 読んでよかったマンガランキング2023」を発表した。1位は『葬送のフリーレン』だった。

マンガ イーブックイニシアティブジャパンは「読んでよかったマンガランキング2023」を発表。1位は『葬送のフリーレン』(画像:以下、プレスリリースより)

 週刊少年サンデーにて連載中で、魔王を倒した勇者一行の後日譚を描くファンタジー作品だ。単行本は11巻まで販売されており、累計1100万部の発行部数を誇る。読者からは「過去あった出来事を想うだけでなく新しい出会いがあり、今現在からその先の未来へとつながる物語が切なく美しい」「失ってから気付くこと、人の大切さなどを改めて考えさせてくれる心に響く作品」などの意見が寄せられた。

2位以下は?

 2位は『薬屋のひとりごと〜猫猫の後宮謎解き手帳〜』、3位は『その着せ替え人形は恋をする』だった。

 『薬屋のひとりごと〜猫猫の後宮謎解き手帳〜』は、日向夏による同名小説のコミカライズ作品。とある大国の後宮を舞台に、帝の寵妃の毒見役である猫猫(マオマオ)が次々に難事件に巻き込まれるも、持ち前の洞察力や知識で解決していくミステリーファンタジーだ。小説、コミカライズ作品を薬屋のひとりごとシリーズとして、累計2700万部を突破している。

 選出した読者からは「フィクションながら、植物や薬の知識、皇族や歴史的な知識などがためになる。そこに少し恋愛要素も入りバランスが良く、展開が面白い」「サスペンス要素が強い作品だが、主人公だけでなく、人間の性のような欲望も込みで恋愛要素も含まれており、いろいろな方面から楽しめる作品」と好評だ。

マンガ 2位は『薬屋のひとりごと〜猫猫の後宮謎解き手帳〜』

 3位の『その着せ替え人形は恋をする』は、18年よりヤングガンガンにて連載中の作品。雛人形の頭師を目指す主人公の五条新菜が、クラスメイトのギャルでオタクな美少女・喜多川海夢とコスプレの衣装作りを通して仲を深める様子を描く。累計発行部数は1000万部を突破しており、単行本は12巻まで発売されている。

 読者からは「好きなことは好きでいてもいいんだって自信が持てる」「陰キャだけどまっすぐな主人公とギャルの掛け合いが面白く、コスプレという海外に誇れる日本発祥?の文化の深さに新たな発見があり、とても二人を応援したくなる作品」などの声があった。

マンガ 3位は『その着せ替え人形は恋をする』

 4位以降は『ミステリと言う勿れ』『スキップとローファー』『キングダム』『山田くんとLv999の恋をする』が続いた。調査は、ebookjapanユーザー1651人を対象にメールとSNSで実施した。調査期間は10月3〜15日。

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