日本橋三越本店は2024年1月2〜4日、初売り「新春祭」を開催する。営業初日は従業員がきもの姿でおもてなしをするほか、話題のダンスチームによる特別パフォーマンスや箱根駅伝の特別トークショーなどを予定。福袋は、同店だからこそかなう「とっておきの体験」を提供することで差別化を図る。
特別な体験ができる福袋は主に4つあり、3万5000〜495万円のいずれも高価格帯。23年12月20日〜24年1月3日に専用Webサイト上で応募を受け付け、抽選で権利を得た人にのみ1月5日以降に電話で知らせるという。
1つ目は、藤井聡太八冠の師匠、杉本昌隆八段との一局をかなえる特別企画。重要文化財 三越劇場での記念すべき対局には、家族や友人も招待可能。対局後は杉本氏と会食をしながら将棋談議を楽しめるようにした。
対局映像完全収録プランも用意しており、テレビ収録さながらの対局映像をDVDディスクに、杉本昌隆八段自らの指導解説映像をセットにして後日進呈する。
価格は会食付プランが88万8888円、対局映像完全収録プランが138万8888円。各プラン1人限定となる。
2つ目は、空手女子形 日本代表、清水希容選手との交流会。清水選手から空手の話を聞き、記念撮影ができるほか、目の前で技を見たり、手ほどきを受けることも可能だという。1家族限定で、価格は16万5000円。
3つ目は、色鍋島(いろなべしま)の伝統を現代に受け継ぐ重要無形文化財保持者(人間国宝)、14代今泉今右衛門氏による絵付け体験。氏の代表技法である“墨はじき”を中心に、絵付けを通じて色鍋島の魅力を今泉氏が直接レクチャーする。12人限定で、価格は3万5000円。
4つ目は、『いかレスラー』『日本以外全部沈没』などで知られるコメディ映画の個性派、河崎実監督がメガホンを取り、購入者を主役に、河崎監督が脚本を書き起こしたオリジナルSF映画を製作するというもの。完成後は映画館で一般上映を予定している。1人限定で、価格は495万円。
日本橋三越本店では19年にも同様に福袋を販売し、話題に。完成した映画『メグ・ライオン』は、全国の劇場で公開した実績がある。
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