トヨタの佐藤社長、認証不正の子会社ダイハツのあり方「踏み込んで判断」(2/2 ページ)

» 2024年01月06日 08時22分 公開
[産経新聞]
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 一方、信頼回復に向けては、客観的な監査の目線が入っているかなど第三者委の提案した再発防止の観点に沿った対策を実効性に留意して進めると同時に、トヨタとして3点に取り組むとした。

 まずは車の安全に対する顧客の不安に寄り添って必要な情報をしっかり発信する。次に、先の課題として今後のダイハツのあり方を一緒に考えていくこと、第3に、資金繰りに対しダイハツ本体に不安がある場合にはトヨタが全面的にサポートして資金的なバックアップをトヨタとして責任をもってやっていくことを挙げた。

 佐藤氏はダイハツのあり方について、「ダイハツらしさはもちろん大事だが、一方で、これだけの不正が起きたという現実にしっかり向き合う必要がある。そこに責任を持って、ダイハツの新体制を含めて考えていきたい。ある意味、ダイハツが取り組むべき事業の領域とはということに向き合って、本質的なところまで踏み込んで判断していく必要があると思っている」と述べた。

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