SMBC日興証券の近藤雄一郎社長は「(欧米などの景気低迷の影響もあり)1月は一時的に安値を付けるかもしれないが、米国の利下げが見込まれ、9月にかけて4万円台を付ける可能性がある」と期待する。
米国が年内にも実施する利下げは、米国株の上昇を通じて日本株を押し上げるとの見方がある一方、為替相場が円高ドル安に振れ、日本株を下押しする懸念も指摘されている。
みずほ証券の三浦豊シニアテクニカルアナリストは「米国の利下げと日銀のマイナス金利解除で円高に動く場面があるとみられ、そうなると企業業績が伸び悩みかねない」と分析する。
大和証券の坪井裕豪日米株チーフストラテジストは高値は4万円と予想するものの、「米大統領選でトランプ氏が当選した場合、円高圧力が強まる懸念がある」との見方を示した。(黄金崎元)
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