大東建託(東京都港区)の調査「いい部屋ネット 住み続けたい街ランキング2023<長崎県版>」によると、1位は3年連続で「時津町」(62.0点)だった。2位以下はどうだったのか? 幸福度が高い街についても調査した。
1位の「時津町」は、面積が20.94平方キロメートルで人口は約3万人と長崎県の自治体の中では最も小さい街だ。市街地までは車で約20分、長崎空港までは時津港から高速船で約25分とアクセスが便利なこともあり、「住みここち」「住み続けたい街」「街に誇りがある」「街に愛着がある」の各ランキングでも1位と高い評価を得ている。
2位は「長与町」(58.5点)、3位は「長崎市」(57.7点)と続いた。
1位の時津町と隣接している2位の「長与町」は、面積は28.73平方キロメートルとコンパクトなものの、病院・診療所が約40カ所あり医療機関が充実している。評判のレストランやこだわりのカフェ、雑貨店など、若い世代を中心に人気のおしゃれな店が点在していることも人気の理由だ。
3位の「長崎市」は、日本の西端に位置する小さな港町。平地が少ないため建物が密集しており、長崎港を中心とする夜景は「世界新三大夜景」に認定されている。
長崎市は住み続けたい街以外でも「住みたい街」2位、「街に誇りがある」4位、「住みここち」「街に愛着がある」5位にランクインしている。
4位以下は「波佐見町」(57.5点)、「大村市」(57.3点)、「西海市」(56.9点)と続いた。
街の幸福度トップは「時津町」(69.2点)で、2年連続の1位となった。2位は、住み続けたい街に続き「長与町」(67.9点)、3位は「波佐見町」(67.4点)、4位「大村市」(66.5点)、5位「佐々町」(66.1点)と続いた。
各ランキングで1位を獲得した「時津町」、次点で上位ランクインが多い「長与町」に続く「波佐見町」は、長崎県のほぼ中央に位置している街だ。周囲は山々に囲まれており、県内の自治体で唯一海に面しておらず、比較的穏やかな気候で過ごしやすく、全国有数のやきもの「波佐見焼」の産地としても注目を集めている。
調査は、長崎県に住む20歳以上の男女7017人(19〜23年調査合計)を対象に集計した。
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