進学校の進路指導教諭が、生徒に勧めたい大学ランクキング 1位は?(2/2 ページ)

» 2024年01月19日 16時10分 公開
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 東大は1位の座を明け渡したとはいえ、早大とは僅差。予備校関係者は「研究施設や教育内容が充実し、優秀な学生や教員から刺激を受けられる点。さらに世界大学ランキングで日本の大学トップの地位など、さまざまな点で高く評価されている」と話す。

 3位の京大は、近畿圏の高校に限定した集計では東大を大きく引き離している。東大が教養課程を経て3年次に学部学科が決まるのに対し、京大は入試段階で学部学科が決まるので、学びたい分野がはっきりしている生徒は京大を選ぶ傾向がある。

 4位は慶應義塾大で5位は東北大。この上位5大学は6位以下を大きく引き離しており、特にお勧め度が高い大学となっている。

 ランキングに比較的規模が大きな総合大学が数多く並ぶ中で注目したいのは、12位の国際基督教大(東京)と14位の国際教養大(秋田)。ベスト10圏外だが、規模が小さな単科大学ながら高い評価を受けている。特に国際基督教大は、私立大のみで地域別にランキングすると、関東・甲信越で5位、近畿で4位と、小規模ながら全国的に評価されている。

井沢秀(いざわ・しげる)

 大学通信情報調査・編集部部長。1964年2月6日、神奈川県生まれ。明治大学卒業後、受験情報・分析を主力事業とする大学通信入社。大学の入り口(入試)から出口(就職)まで、情報を収集し発信中。中高・大学受験の案内書・情報誌を編集するほか、新聞社系週刊誌、経済誌などへの情報提供と記事執筆を行う。


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