また、JR東海は静岡工区が着工できないため、目指す品川−名古屋間の開業時期を従来の「令和9年」から「9年以降」に変更した。それを受け、川勝氏は「9年という数字が実質消えたため、(大阪までの全線開業予定時期である)19年までに全線開通するというのが残された最後の期限になる」と主張。しかし、同社は「品川−名古屋間の9年開業が困難だからといって、同区間の早期開業を目指すという姿勢に変わりはない」と、川勝氏の独自解釈を打ち消した。
そのほか、川勝氏が南アルプストンネル工事に必要となるヤード(作業場)整備が終わっていないとし、「船ができていないのに寄港地の研究をしているようなもの」と主張していることについて、「工事ヤードの整備が止まっているのは知事の了解が得られないため」と反論した。(福田涼太郎)
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