ファミマ、多機能型お掃除ロボットを導入 1日5回の清掃で店舗運営を効率化、商品の陳列も

[カワブチカズキ，ITmedia]

　ファミリーマートは、多機能型床清掃ロボットを2月末までに300店舗へ順次導入すると発表した。同社によると、大手コンビニでは初の試みだという。導入するロボットには清掃以外の機能も搭載しており、店長業務のサポートと店舗運営の効率化につなげる狙いがある。

ファミマが多機能型床清掃ロボットを導入

　多機能型床清掃ロボットは、店舗従業員が1日3回実施している床清掃業務を全自動で実施。1日5回の清掃業務を想定しており、清掃レベルの向上と業者による定期清掃の回数を減らし、店舗運営のコストを削減する。ロボットの導入で生まれた時間を売場作りや店舗従業員の育成に活用し、店舗運営力の向上を促進していく狙いだ。

2月末までに300店舗へ順次導入（出所：プレスリリース、以下同）

　同ロボットには小型モニターを装着し、商品情報やキャンペーンの告知もできるほか、商品陳列スペースも備えた。AIカメラで売場の状況を録画し、店長や店舗指導員が店舗外から売場の状況を把握できる仕様も追加で実装する予定だ。

清掃以外の機能も備える

　今後について同社は「商品在庫状況の通知、商品補充を促す機能に加え、時間帯ごとや他店舗の売場状況を比較できる機能などの導入も検討していく」とコメントした。