ローソン、「のり弁」みたいなおにぎりを発売 背景に強まる「タイパ」ニーズ

» 2024年03月21日 14時04分 公開
[ITmedia]

 ローソンは3月21日、2024年度上期における商品戦略を発表した。利用客の価値観や購買行動が大きく変化したことを踏まえ、時間効率を意識したタイパ(=タイムパフォーマンス)、居心地の良い状態を効率よく求めるウェルパ(=ウェルビーイングパフォーマンス)、費用対効果を意識したコスパ(=コストパフォーマンス)のニーズに対応した商品を強化していくという。

どんな商品なのか

 具体的には、4月2日にのり弁当がそのままおにぎりになった「具!おにぎり まるで明太のり弁」(322円)を発売する。同商品は、ちくわの磯部揚げ、たまご焼き、白身魚フライ、明太子をごはんで挟んでいるのが特徴。通常の海苔弁当をはしを使わずに、おにぎり感覚で食べられる点を訴求する。

おにぎり明太のり弁(画像はイメージ、出所:プレスリリース、以下同)

 また、振ることでドレッシングや具材が混ざり、手間がかからず肉・野菜・パスタを手軽に食べられるパスタサラダや、“ながら食べ”がしやすいスティック状のケーキなどを投入していく予定だ。

 コスパを意識した商品としては、すでに発売している「超大盛り 辛みそラーメン」(198円)や、1グラム当たりの価格が「Lチキ」より安くてボリューム感のある「LLチキ レギュラー」(268円)などを例に挙げる。こうした大容量のPB商品などを強化していくと見られる。

コスパを意識したLLチキ レギュラー
コスパを意識した超大盛り 辛みそラーメン

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