イオンモール(千葉市)は、ショッピングモール「イオンモール仙台雨宮(仮称)」の建築工事に着手したと発表した。仙台市の旧東北大学・雨宮キャンパス跡地に店舗を構え、2025年秋のオープンを目指す。
計画地は、仙台駅から約2キロと利便性の良い場所で、仙台有数の文教地区としても知られる。同社は「隣接する多様な世代が暮らす住宅、地域に密着した医療施設とともに、複合的な地域拠点として、健康で豊かな暮らしを支える生活利便サービスや多様な学び・交流活動の場の提供を行い、にぎわい創出の一助となる施設を目指していく」とコメントしている。
併せて、東北大学災害科学国際研究所との「産学連携協力」に関する協定に基づき、イオンモール仙台雨宮を地域の防災拠点として位置付ける。地域の人々が安心して利用できるように、防災に貢献するモールのあり方を共同研究していく。
具体的には、震災時に帰宅困難となった顧客や周辺の人々が避難できる「一時避難施設」として対応する。非常用発電機を設置するほか、断水・停電時でも非常用電源を活用して受水槽の水を飲料専用として供給する。また、ロータリー道路の北側に隣接する仙台厚生病院と一体的になった広場を設けて、災害発生時に災害用テントや水飲み、手洗い場などを設置する。さらに、発電した一部の電気を停電時に利用できるように検討していく。
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