川勝氏を巡っては、1日の訓示で「野菜を売ったり、牛の世話をしたり、モノを作ったりとかとは違い、基本的に皆さんは頭脳、知性の高い方」などと発言。2日夕の記者団の取材に、職業差別の意図を否定した上で、「県庁職員として入庁された方々への励ましの言葉が、何か問題発言があったかのごとき状況になって、本当に驚いています」などと、“誤解”を強調した。
碓井氏は「新規職員を喜ばせたい、いい気持ちになってもらいたい、という気持ちが表れたものだろう。『県庁の人間が他の職に比べて優れている』という意識自体に、恐らく嘘はない」と指摘。また、過去の失言に関し、「今度、人様に迷惑をかけることがあれば辞職する」などと進退について明言したことにも触れ、「言動が衝動的。政治家的な、のらりくらりとした態度はなく、うまくいけばリーダーシップを発揮するタイプ」と評する。
その上で、「差別意識などに敏感な現代の価値観を本人が持っていれば、比較の対象として他業種を並べるなどということは、絶対に避けるはず。何度批判を受けても失言を繰り返すのは、自身を内省するのが苦手な性格である証拠で、もはや『癖』のようになってしまっている」とした。
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