「海なし県」滋賀に巨大サーフィン施設、どんなところ?(2/2 ページ)

» 2024年04月08日 20時02分 公開
[産経新聞]
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 久場常務は「まずは全国のサーファーがターゲットだが、初心者にも体験してもらい、水とたわむれる楽しさを体感できるメニューを検討していく」とし、水に入らない人も飲食などを楽しめる空間づくりにも力を入れると強調した。

photo 人工サーフィン施設などが建設される烏丸半島の遊休地(滋賀県草津市提供)
photo 建設計画を発表するJPFと滋賀県草津市の担当者ら=8日、市役所

 計画のアドバイザーでプロサーファーの西慶司郎さん(25)は「サーフィンのレベルアップの各段階がスピーディーにクリアでき、年齢を問わず挑戦ができるメリットは大きい」と話す。

 サーフィン料金は1時間1万円前後を予定。それ以外のメニューや料金は未定としている。プール周辺にはコテージやスケートボード場などの配置も計画している。総事業費は約75億円の見込み。

 烏丸半島では県出身のアーティスト、西川貴教さんによる音楽イベント「イナズマロックフェス」が毎年開催されており、こうしたフェスとの連携も視野に入れている。施設では年間20〜30万人の集客を見込んでいる。

 草津市の一浦辰己・都市計画部長は「琵琶湖博物館と水生植物公園に隣接しており、周遊できる仕組みをつくっていきたい」と話していた。

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