「配属ガチャ」意識調査、配属先告知が遅いと「内定辞退を検討」する学生は6割超(1/2 ページ)

» 2024年05月03日 08時00分 公開

 SNSマーケティングを行うインタツアー(東京都港区)は、2025〜27年卒の学生を対象に「配属ガチャ(新卒入社した会社で配属先を選べず、どのような部署に配属されるのか分からない状態)」についての意識調査を実施した。配属先の告知が希望の時期よりも遅い場合、「内定承諾保留や内定辞退の要因になる」と答えた学生は29.9%、「内定辞退を検討する要因になる」の31.1%と合わせて6割以上の学生が「志望度の影響を受ける」と回答した。

photo インタツアーは、25〜27卒の学生を対象に「配属ガチャ」についての意識調査を実施した(出所:photoAC)

 希望の時期を「内定式までに配属先を知りたい(内定通知〜内定式)」と答えた学生だけで見ると、「内定承諾保留や内定辞退の要因になる」と答えたのは33.9%、「内定辞退を検討する要因になる」は35.6%、合計69.5%とさらに割合が増え、ほぼ7割の学生が志望度に影響を受けると答えた。

photo 希望の時期よりも配属先の告知が遅い場合、辞退などを検討する要因となるか(出所:プレスリリース、以下同)
photo 希望の時期別・希望の時期よりも配属先の告知が遅い場合、辞退などを検討する要因となるか

 同社は「売り手市場の影響を受けて内定承諾後でも辞退する学生が増加していて、配属先の告知時期は最終的な入社の決断要因となり得ることが分かる結果となった」とコメントしている。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.