今回は京大の一般選抜と特色入試(学校推薦型選抜、総合型選抜など)の合格者を合わせた、「京大に強い学校ランク」をお届けする。
京大の人気は高く、一般選抜の志願者は3年連続で増えている。2024年の志願者は、18歳人口が前年から3万4000人と大幅減になる中、379人増の8209人。教育、経済、理、工、農、総合人間など、大半の学部が前年の志願者数を上回った。
京大合格者ランキングの特徴は、公立校が半数を占めること。東大ランキングの公立校は10位の日比谷(東京)のみだ。学習塾関係者は言う。
「近畿圏は首都圏ほど中高一貫のトップ進学校が多くない。そのため、公立校に優秀な生徒が集まっていることを示すランキングになっています」
合格者ランキングの1位は、大阪の府立トップ校の北野。かつて京大合格者ランキングのトップを続けてきた同校だが、一時期合格実績が低迷。その後2019年に1位に復活して以来、その座を守っている。
2位の洛南は合格者に占める現役の割合が86.7%と高い。現役合格者72人は59人の北野を上回り、現役のみランキングでは全国1位だ。
3位は東大寺学園で、1位から3位までの学校は前年と同順位で並んでいる。上位が安定する中、前年の9位から4位に順位を上げたのは灘。今年は京大志望者が多かったのか、前年の合格者を8人上回っている。
5位天王寺の前年の順位は6位、同じく6位の西京は前年10位と、それぞれ合格者が増えて順位を上げる中、7位の堀川は合格者が11人減少して4位から順位を下げている。
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