カラオケ館、新業態の時間制カフェを銀座にオープン 店舗運営の省人化を目指す

» 2024年05月07日 08時00分 公開

 カラオケ館を展開するB&V(東京都練馬区)は5月8日、新業態の時間貸しカフェ「タイム珈琲店 銀座店」をオープンする。同店舗は、無人決済システムの開発を進めるTOUCH TO GO(東京都港区)との協業により誕生した。通常は複数のスタッフが行う入退店受付や精算、時間管理、料理のオーダー対応などをセルフオーダー&ゲート管理とすることで、店舗運営の省人化を目指す。

photo 時間貸しカフェ「タイム珈琲店」が銀座にオープン(出所:プレスリリース、以下同)

 タイム珈琲店の利用は最低60分からで、以降30分単位で延長可能。フリードリンク制で、3種のコーヒー豆とソフトドリンクなど全52種類を30分495円で提供する。座席は禁煙42席、加熱式たばこ54席、紙たばこが16席。Wi-Fiや電源を完備した他、デスクワークスペースやリクライニング席も設置した。営業時間が午前7時〜翌午前5時。

 利用の流れは、入口の端末で滞在時間を選択・購入し、レシートに印字されたQRコードをゲートにかざして入店。追加の注文は、TOUCH TO GOが開発した多機能セルフレジ「TTG-MONSTAR」によりセルフオーダーで行う。退店時もゲートにQRコードをかざす仕様だ。

photo 多機能セルフレジ「TTG-MONSTAR」

 TOUCH TO GOと協業し、ファミリーマートは無人決済店舗の拡充を進めている。また、駅構内にある「Kiosk」店舗などの運営を手掛けるJR東海リテイリング・プラス(名古屋市)は、TOUCH TO GOのシステムを活用し、東海道新幹線・東京駅ホーム上の無人店舗「TOKYO BANANA express」をオープンした。

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