良品計画とグループ企業のMUJI HOUSE(いずれも東京都文京区)は5月31日、無印良品で初となる木造店舗「無印良品 唐津」(佐賀県唐津市)および「無印良品 日田」(大分県日田市)の本体工事が完了したと発表した。両店舗は今秋開業予定。
両店舗の工事はMUJI HOUSEが手掛けた。合計723立方メートルの木材を使用し、外壁には佐賀県佐賀市、神埼市と大分県日田市の地域材を活用。
設計に当たっては、断熱材や設備の高効率化によってエネルギー消費量を抑えたほか、太陽光発電を導入した。
その結果、年間で消費する一次エネルギーの収支ゼロを目指した建物に認められる「ZEB(Net Zero Energy Building)」の認証を得た。4つの段階がある「ZEB」のうち、削減率が再生可能エネルギーを含めて100%以上、再生可能エネルギーを除いて50%以上となる建物を対象とした『ZEB』の認証を得たという。
同社によると、床面積2000平方メートル以上の大規模建築物での認証は、国内で初めて。
両社は、今後5年間で新たに建設する店舗などにおいて、計1万立方メートルほどの国産材を積極的に活用し、大規模店舗の木造化およびZEB化に取り組んでいくとしている。
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