就活情報サイトを運営する学情(東京都中央区)は、企業・団体の人事担当者を対象に、「2025年卒採用」に関する調査を実施した。
「2025年卒採用の難易度について、どのように感じているか」を聞いたところ、「難しい」と回答した企業が53.3%に上った。「やや難しい」(30.8%)と合わせて、8割以上の企業が採用難易度の高さを感じている状況がうかがえる。
「難しい」と回答した企業の声としては、「複数内定を保有している学生が多く、最終承諾する学生の人数が読めない」「エントリー数や説明会参加者数などほとんどの数値が昨年を下回っている」「インターンシップなどで出遅れてしまうと(選考の際の)母集団形成が難しい」などが挙がった。
こうした状況を受け、既卒や第二新卒などを対象にした「20代通年採用」を検討しているか尋ねたところ、「すでに実施している」と回答した企業が57.3%に上った。また、33.3%の企業が「検討している」と回答した。
2023年の同時期の調査では、「すでに実施している」と回答した企業が50.1%、「検討している」と回答した企業が23.2%。20代通年採用を実施・検討する企業がいずれも増加している状況が見て取れる。
調査は4月30日〜5月15日、企業・団体の人事担当者にWeb上で実施。649社から回答を得た。
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