10代の半数以上が、現在の貯蓄状況に不安を感じている。そんな結果がSMBCコンシューマーファイナンス(東京都江東区)の発表した調査結果で分かった。預貯金の平均額は、高校生が24万140円、大学生が32万4508円だった。
10代のうち、預貯金をしている人は51.4%。「していないが、したいと思う」は39.9%、「していないし、したいと思わない」は8.7%だった。預貯金をしている人の割合は、高校生が47.3%、大学生などは57.5%で、前回(2023年)と比較すると、高校生で0.9ポイント、大学生などで3.4ポイント減少した。
預貯金の平均額では、高校生が24万140円、大学生などが32万4508円だった。前回と比較すると、高校生は7万4101円の増加、大学生などは3万4107円の増加。高校生で増加幅が大きかった。同社は、経済や社会情勢に対する不安感の高まりが貯蓄行動を後押しするケースが増えている可能性を指摘する。
預貯金をする理由の1位は「将来のため」(53.6%)。「万が一のときのため」(37.8%)、「買いたいものがあるため」(36.1%)が続いた。
現在の貯蓄状況について不安を感じている人は57.2%で、過半数を占めた。男女別では女性が60.6%、男性が53.8%で女性の方が不安を感じている人が多かった。高校生と大学生などでは、それぞれ53.8%と62.3%で、後者の方が割合が高い結果となった。
15〜19歳の学生1000人を対象にインターネットで調査した。期間は7月12〜16日。
20〜60代の2割超が「預貯金していない」 毎月自由に使える金額はいくら?
Z世代の4割が「毎月5万円以上、投資している」 人気の投資法は?Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング