リモートワークや転職が当たり前になった昨今、多様な人材をマネジメントする「ミドルマネージャー(中間管理職)」に課せられる負担が大きくなっている。マネジメントコーチングサービスを展開するmento(東京都渋谷区)は、従業員が100人以上の企業の中間管理職(課長・部長・事業部長)を対象に「ミドルマネージャーの実態調査2024」を実施した。自身のマネージャーの職務内容について、68.0%が「負担が大きい」と回答したことが分かった。
内訳は「負担がとても大きい」と答えた人は12.2%、「負担が大きい」は28.5%、「どちらかというと負担が大きい」は27.3%だった。一方、負担が少ないと答えた割合は、合わせても1割未満だった。
負担が大きくなっている背景として、最も多かったのは「ハラスメントに気を付ける必要性が増している」で37.3%。次いで「働き方改革で部下の業務時間が減った分、管理職に負担が寄っている」が34.7%、「キャリア自律で部下の一人ひとりのキャリアを考える必要が高まっている」が29.3%だった。就業観や働き方が変化する中、新しいマネジメントスタイルへ変革することが大きな課題になっている様子がうかがえた。
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