Gatebox(東京都千代田区)は9月25日、小売店向けAI接客サービス「AI売り子」を提供した。価格は月額2万円から。
AI売り子は、生成AI「GPT-4o」や音声合成ソフト「VOICEVOX ずんだもん」を活用し、タブレット(iPad)で提供する小売店向けのAI接客サービス。
カメラでお客の性別・年代・服装などの特徴を認識し、かわいいキャラクターがお客に合わせた呼び込みや商品紹介を行うことで、無機質な広告ではできない温かみのある接客ができるという。
Microsoftの音声合成技術(TTS)を活用し、91の言語で話すことも可能。各国の言語が書かれたカードをAI売り子に見せると、認識した国の言語に自動で切り替わり、商品を紹介する。
また、目の前の状況を見て、さまざまな反応も返せる。誰も人が通りかからないと悲しんだり、買った商品を見せると喜んだりといった具合だ。
さらに、タブレットを専用デザインのボックスにセットすることで、お客の目をひきつけるディスプレイとしても活用できる。ボックスのデザインや中のキャラクターは、要望に合わせてカスタマイズ可能だ。
Gateboxは「近年、海外からの観光客数が年々増加しており、店舗では人手不足やインバウンド対応などの課題が深刻化している。その中で、生成AIとキャラクターを活用することで、店舗の課題を解決しつつ、海外観光客に日本ならではの楽しい購買体験を提供できないかと考えて開発した」とコメントしている。
スーパーの“隠したい扉”にサイネージを搭載、店の売り上げはどうなった?
“閉店ドミノ”の「ドミノ・ピザ」が、さらに「苦戦」しそうなワケ
「チープカシオ」なぜ人気? 安価だけではない、若者に支持される理由Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング