日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。
シャープは12月5日、健康調理家電「ヘルシオ」シリーズの新商品として、ウォーターオーブントースター「ヘルシオ トースター AX-WT1」(ヘルシオ トースター)を発売する。価格はオープンとしているが、実売予想価格は3万3000円前後。
ヘルシオ トースターの特徴は、過熱水蒸気(100度を超える温度に加熱された水蒸気)によってパンを焼き上げる機能を搭載したこと。また、過熱水蒸気量を調整することで好みの食感や焼き加減を選べる「おいしさ食感マスター」を内蔵している。
おいしさ食感マイスターは、過熱水蒸気量を調整することでパンの仕上がりの“ふわふわ度”を3段階から、焼き加減も5段階から選択できる機能。パンの保存状態や好みに合わせて、“ふわふわ度”と焼き加減を組み合わせることで、「サクッ」「ふわっ」「もちっ」などのさまざまな食感を楽しめるようにした。
パンのおいしさの要素は、焼きたてのときのような水分が十分に保持されていることが重要になるが、通常は時間の経過とともに徐々に水分が失われ、味も損なわれてしまう。新商品は約50mLの大容量水タンクを搭載し、ウォーターオーブン「ヘルシオ」と同様に過熱水蒸気だけで調理する独自技術により、パンの内部まで水分をたっぷり与えながらおいしく焼き上げることが可能だという。
食パン6枚切(冷凍)2枚を使用し、加熱前と「トースト(冷凍)2枚(ふわふわ2、焼き加減3)」による加熱終了から10秒後の質量変化率を同社が測定。過熱水蒸気を使用しない一般的なトースター「KZ-PC24」は94.2%、ヘルシオ トースター AX-WT1は97.7%だった※食材の量や素材によって異なる厚切トーストやフランスパンなど、パンの種類に合わせてちょうどよく焼き上げる自動メニューも搭載。冷凍モードを使用すれば、冷凍からでもさまざまな種類のパンを自動で焼き上げる。パンだけでなく、ノンフライのからあげや焼き野菜などのメニューにも対応する。
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