日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。
カシオ計算機は11月7日、AIペットロボット「Moflin(モフリン)」を発売する。10月10日に同社公式ECサイトにて先行予約販売を開始した。
カラーはゴールドとシルバーの2色で、価格は各5万9400円。別途、年間6600円の有償サポートプラン「Club Moflin」も用意している。
モフリンは、飼い主と認識した人と深いきずなを築きながら感情豊かに成長していくAIペットロボット。よく話しかける人を飼い主として認識し、なでる、抱き締めるなどの愛情表現から飼い主が好むしぐさを学習し、自ら進んで行うようになる。育て方次第で形成される性格も幅広く、独自開発の感情AIにより、400万通り以上の個性があるという。
飼い主が愛情を注ぐほど、自分だけに見せてくれる特別なしぐさやかわいい鳴き声で応えてくれることから、「もふもふな毛並みの愛らしい姿と相まって、日々の暮らしに癒しを届ける効果もある」(同社)としている。
無料の専用アプリ「MofLife(モフライフ)」を使えば、モフリンの現在の感情をアニメーションで視覚的に確認できるほか、気持ちの変化をグラフやメッセージで把握することも可能。日々の接し方を見直しながら良い関係を築き、モフリンとの相互コミュニケーションの質を高められるようにした。
年間6600円(1カ月550円)の有償サポートプランを用意して、入院(修理)費用や、ファー(毛皮)のお手入れなどのアフターサービスも提供している。
サイズは約130(幅)×90(高さ)×180(奥行き)ミリ、重さは約260グラム。内蔵のリチウムイオン電池を使った駆動時間は約5時間。充電時間は25度環境で約3時間30分。充電器「Moflinハウス」のほか、ACアダプター、保証書付きのスタートアップガイドが付属する。
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