11月1日にフリーランス保護新法が施行予定だ。権利保護と法的地位が明確化され、フリーランスという働き方が増えるとも予想されている。テックビズ(東京都渋谷区)がフリーランスのメンタルヘルスについて調査した結果、フリーランス1年未満の62.5%が孤独を感じていることが分かった。
孤独を感じる要因では「仕事の獲得・維持の難しさ」「健康保険や福利厚生の不足」「仕事上の相談相手や同僚の不在」が上位を占めた。フリーランスの不安定な立場が孤独感を助長していることがうかがえる。
フリーランスとして仕事をする中で、メンタルヘルスがすぐれないと感じたことは「ある」という割合が41.8%となった。年代別にみると、「20代」(54.1%)が最も多かった。
同社は「若年層やキャリア初期のフリーランスが直面する孤独感の高さやメンタルヘルスの不調経験の傾向は、組織的支援や日常的な同僚との交流機会の不足に起因する」と分析する。
孤独感や不安に関して気軽に相談できる相手は、「あまりいない」と「全くいない」が合わせて64.3%だった。
万が一、メンタルヘルスの問題が生じた際、カウンセラーや医師などの専門家に相談しやすい環境にあるかについては、「相談しにくい」が67.8%を占める結果となった。
調査は、20〜60歳のフリーランス600人を対象にインターネットで実施した。調査期間は8月2〜20日。
11月施行の「フリーランス保護新法」、約7割が「自社に与える影響が大きい」
フリーランスへの転身は30代前半が3割 エンジニア系で年収増加Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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