駅のロッカーで「まだ食べられる食品」受け取れるように 閉店後の余り減らす狙い

» 2024年10月19日 08時00分 公開
[ITmedia]

 西武鉄道は10月21日、駅のスマートロッカーで消費期限が近い食品を受け取れるサービスを開始する。食品ロス削減を目的としたフードシェアリングサービス「TABETE(タベテ)」を展開するコークッキング(埼玉県東松山市)と連携して実施。池袋駅や練馬駅など、西武線の19駅が対象だ。

seibu 西武鉄道、駅のスマートロッカーを活用した食品ロス対策を実施(提供:ゲッティイメージズ)

 TABETEは、飲食店やホテルなどにおいて、安全に食べられるのに廃棄の危機にある食べ物とユーザーをマッチングするアプリ。これまで、TABETEの商品は店頭での受け渡しが主流であり、閉店後に余ってしまう食品は受け渡しできない課題があった。スマートロッカーで商品を受け取れるようにすることで、閉店後に余った商品を店に行かずに購入できる。

seibu スマートロッカー(プレスリリースより引用)

 利用者はまず、TABETEで購入したい商品を選択。選択した商品の受け取り方法で「自宅や職場付近のロッカーで受け取り」を選び、受け取りたいロッカーの場所と時間を選択し、決済する。商品の格納後、TABETEアプリ上のレスキューチケットに表示される「解錠する」ボタンをタップすると、対象のロッカーが解錠され、商品が受け取れる仕組みだ。利用料は1決済当たり200円。池袋駅にあるレスキュー直売所の商品から取り扱いを開始し、順次店舗数を拡大していく予定だ。

seibu スマートロッカー受け取りの仕組み(プレスリリースより引用)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

SaaS最新情報 by ITセレクトPR
あなたにおすすめの記事PR