ディノス、ペット用の「こたつとベッド」を発売 獣医師が監修

[堀内ひろ，ITmedia]

プロダクトInsights

日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。

　DINOS CORPORATION（東京都中野区）は、「ヒートループでつくったペット用こたつ 3点セット（本体+掛け・敷き布団）」（1万8800円）と「ヒートループでつくったペットベッド」（5980円）を販売している。

ペット用こたつ（出典：プレスリリース、以下同）

　ヒートループとは、ディノスの冬寝具で12年連続で人気1位の商品。なめらかな肌ざわりと「発熱→断熱→保温」を繰り返す独自構造で、布団に入ってすぐに暖かさを感じられる商品として販売している。

　プライベートでヒートループを使っている開発担当者は「実家で猫を飼っていることもあって、寒い冬にはこの寝具で飼い主とペットが一緒に寝れないかなあと思っていた。ヒートループのペット用品を開発できないかという発想から、商品化に至った」とコメントしている。

監修した獣医師の見解は

　ヒートループでつくったペット用こたつ 3点セット（本体+掛け・敷き布団）のサイズは、本体45（幅）×30（高さ）×30（奥行き）センチ、掛け布団100（幅）×115（長さ）センチ、敷き布団42（幅）×52（長さ）センチ。ヒーターは付いていないので、電気は不要。

　監修した獣医師の茂木千恵氏は「ペットたちは野生の習性を残しているので、周りが薄暗かったり、何かに囲まれていたり、やわらかく暖かい感覚が大好き。触った瞬間に暖かいとか自分の肌と同じような温度を感じられるというところは、ペットにとって最高の感触。隣に同じような仲間がいる感覚になり、安心するのではないか」とコメントしている。

ヒートループでつくったペット用こたつ 3点セット（本体+掛け・敷き布団）

　ヒートループでつくったペットベッドのサイズは、40（幅）×15（入口部分のみ高さ8）×50（奥行き）センチ。吸湿発熱素材の中わたを使用している。

　「囲まれている感覚、洞穴に感じられるような感覚がある。こぢんまりとしたサイズ感の方がペットは好むと言われている。冬場にペットが落ち着こうと思うと、触れた瞬間の暖かさや、やわらかさがとても重要」（茂木氏）。

ヒートループでつくったペットベッド