山崎製パンは10月29日、食パンや菓子パンなど全290品を2025年1月1日出荷分から値上げすると発表した。カカオ豆など原材料価格の高騰や、コスト上昇が長引いていることが主な原因としている。
値上げするのは食パンが「ロイヤルブレッド」「超芳醇」「ダブルソフト」など64品、菓子パンが「薄皮つぶあんぱん」「ミニスナックゴールド」など141品、和洋菓子が「北海道チーズ蒸しケーキ」「まるごとバナナ」など85品。改定率は食パンが平均5.0%、菓子パンが同5.3%、和洋菓子が同7.3%となる。
同社は「コストアップは企業努力による吸収の範囲を超えた大変厳しいもの」とし、値上げに踏み切ったとしている。今後について「積極的に技術革新を推進し、経営の効率化とコスト削減に向けた努力を継続する」とコメントした。
山崎製パンの「薄皮シリーズ」は、2023年1月1日出荷分から、内容量が5個から4個に減少。その際、パン1個当たりの満足感やおいしさをアップさせるため、生地の工夫や中のあんのボリュームアップを図った。理由について担当者は「単に1個減らすだけではお客さまに満足してもらえない。コストカットしつつも満足度を落とさないためにどうすればいいか工夫しました」と説明した。
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