厚生労働省によるカスハラの定義は「顧客からの要求が社会通念上不相当な手段・態様によって行われ、労働者の就業環境を害するもの」とされています。
少し抽象度が高いので、同省が発表した事例を紹介します。サポートデスクの担当者に「頭悪い上に性格悪い」と人格を否定するような発言をする、「家に火をつけるぞ」といった脅迫を行うなど、「過度な要求」「セクハラまがいの発言」「正論のような詰問」が記されています。一般的なクレームとカスハラの決定的な違いは、その要求手段の「不当性」にあります。
このような定義付けにより、クレームとの違いが認識され、現場が極端な我慢をしなくてもいい方向に向かっているのは、試行錯誤しながらも総じて大きな進歩と考えられます。
7割が「課長」になれない中で、5年後も食っていける人物
「辞めたけど良い会社」 ランキング ワースト30社の特徴は?Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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