リサーチデータを活用したマーケティング支援を行うIDEATECH(東京都港区)のB2Bにおける「ホットリードの獲得方法」に関する調査から、ホットリードの定義や獲得できた方法、課題などが分かった。
B2B企業のマーケ担当はどのようにホットリードを判断しているのか? 「あなたの企業がホットリードを判断する際に重要視している点を教えてください」(複数回答)という質問に対し、42.1%が「具体的なニーズの存在」と回答した。以降「導入時期の明確さ」(32.8%)、「予算の有無」(29.9%)と続いた。
ホットリード獲得につながりやすいマーケティング施策・チャネルを尋ねたところ、1位は「オウンドメディア(問い合わせ経由)」で、32.8%が効果を実感していることが分かった。2位は「プレスリリース」(32.5%)、3位は「セミナー/ウェビナー」(28.6%)となった。
上記で「オウンドメディア(問い合わせ経由)」と回答した人はその理由について、75.3%が「自社サービスへの理解を促せるから」、51.9%が「リテラシー高い層がダウンロードするから」、48.1%が「コンテンツに専門性・信頼性があるから」を挙げた。
自由回答では「業務課題にアプローチできているから」「個社向けにカスタマイズされているから」といった意見もみられた。
効果を実感できている施策やチャネルもある一方で、59.8%が「ホットリード獲得に課題を感じている」(「かなり課題を感じる」「やや課題を感じる」の合算)と回答していることも分かった。
挙げられた課題(複数回答)として最も多かったのは「リード獲得数の増加」(49.5%)だった。以降「リード獲得コストの削減」(43.0%)、「リードの質の担保」(41.4%)、「データ分析・活用能力の向上」(33.9%)、「リードナーチャリングの効率化」(30.1%)と続いた。
IDEATECHは調査を踏まえ、「B2B企業のリード獲得において、オウンドメディアからの問い合せやお役立ち資料がホットリード獲得につながりやすいことが明らかになった。一方で、ホットリード獲得に課題を抱える企業も多い実態が浮き彫りになった。質の高いリードを安定的に獲得するためには、データ分析に基づいた戦略的なコンテンツ制作が求められる」とコメントした。
調査はB2B企業のマーケティング担当者311人を対象にインターネットで実施した。期間は2024年12月6〜9日。
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