「ハイチュウ」ひと粒で3つのフレーバーが登場、パッケージはどう変わる?プロダクトInsights

» 2025年02月05日 13時40分 公開
[堀内ひろITmedia]

プロダクトInsights

日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。

 森永製菓(東京都港区)は、「ハイチュウ」史上初めて、ひと粒で3つのフレーバー(グレープ、ストロベリー、グリーンアップル)を楽しめる「ハイチュウ<王道ミックス>」を2月18日に発売する。

photo ハイチュウ<王道ミックス>(出典:プレスリリース、以下同)

 ハイチュウは、森永製菓創業者の森永太一郎が米国で学んだキャラメルから発展し、1975年に誕生したソフトキャンディ。

 ハイチュウ<王道ミックス>は、ハイチュウ50年の歴史上初めて、定番3フレーバーの味が一度に楽しめるほか、外側に巻いた層も2つのフレーバーに分かれており見た目も楽しめるカラフルな構造とした。

photo 粒のイメージ画像

パッケージデザインをリニューアル

 合わせて、ハイチュウシリーズのパッケージデザインをリニューアルした。

 1975年に誕生した時は箱入りで、粒は上下が白く真ん中にフルーツ色のキャンディを挟んだ3層構造だったハイチュウ。1986年に7粒入りのスティックパックに、粒は外側と内側の二重構造の「あんこ巻き」となり、2013年には中と外の層を逆転させ、濃厚なフルーツの味わい層を外側にすることで、噛み出しから広がるフルーツ感を強化した。

photo 歴代パッケージデザイン

 そして、今回からグローバル感のあるスタイリッシュさと独自食感を表現した柔らかなグラデーションをベースに、フレーバーごとのロゴやフルーツの位置を統一した。

 海外での売り上げが好調なことを受け、2024年2月にブランドロゴをカタカナの「ハイチュウ」から英語表記の「HI-CHEW」に変更。森永製菓は「ハイチュウは日本だけでなく広く海外でも親しまれている。たくさんの方に愛されているグローバルブランドを目指す」とコメントしている。

photo 現行パッケージデザインと新パッケージデザイン

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