就活生の親が希望する子どもの「就職先」 2位「トヨタ自動車」、1位は?変わらぬ安定志向(1/2 ページ)

» 2025年02月08日 09時30分 公開
[熊谷ショウコITmedia]

 マイナビは、大学4年・大学院2年で2024年度の就職活動を終えた(もしくは活動中)子どもを持つ保護者1000人を対象とした「就職活動に対する保護者の意識調査」の結果を発表した。

マイナビが「就職活動に対する保護者の意識調査」の結果を発表(出典:写真AC)

 子どもに働いてほしい企業の1位は「公務員」(135人)で、「例年と変わらず保護者の安定志向がうかがえる結果となった」(同社)。民間企業の1位(全体2位)も前年同様「トヨタ自動車」(37人)となり、他にも前年調査で上位10社だった「NTT」「伊藤忠商事」「ソニー」「全日本空輸」「グーグル」などが今年もランクインした。

 学生の人気企業ランキング上位10社と比較すると、「トヨタ自動車」「伊藤忠商事」「ソニー」「パナソニック」「味の素」など、学生と保護者で共通する企業もある一方、文系学生1位の「ニトリ」「みずほフィナンシャルグループ」「三菱UFJ銀行」といったメガバンクなどは保護者側のランキングには見られず、親子間で人気企業に対するイメージが異なっていることが分かった。

「子どもに働いてほしい企業」(左)と「学生に人気の企業」(右)の比較(出典:マイナビのプレスリリース、以下同)

 子どもが入社する企業に望むことの1位は、前回同様「経営が安定している」(54.1%)だった。そのほか「本人の希望や意志に沿っている」(20.6%)、「社風や雰囲気が良い」(16.5%)、「福利厚生が充実している」(16.4%)などが上位となった。

子どもの入社する会社への希望

 前年比較で見ると、「給与や賞与が高い」(14.4%)が2.3ポイント増加し、増加幅としては「経営が安定している」(前年比5.5ポイント増)に次いで2番目となった。同社は「子どもの就職先に待遇面の良さを求める保護者が増えている」としている。

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