東武鉄道のグループ会社である東武バス日光(栃木県日光市)は2月20日、ヤマト運輸と連携し、「客貨混載」を開始する。客貨混載とは、路線バスの貨物スペースを活用し、宅急便を輸送すること。東武バス日光は新たな収益源を確保でき、ヤマト運輸は集配車両の走行距離削減によるCO2排出量削減が期待できるという。
客貨混載は、2月20日から通年で実施する。対象となるのは、東武バス日光路線バス(東武日光駅〜中禅寺温泉〜湯元温泉間)の1便。積載区間は約17.5キロで、車両は改造せず、バスの車両貨物スペースに積載する。
栃木県日光市は、事業者が脱炭素の推進に貢献する行動に積極的に取り組むとした「日光市地域循環によるゼロカーボンシティ実現条例」を2024年3月に制定した。ヤマト運輸は、日光市街と中禅寺湖周辺などの奥日光エリアを1日に複数回往復している。配送経路とバス路線が重複する区間を客貨混載することで、集配車両の走行距離削減によるCO2排出量の削減を図る。
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