「玉川高島屋ショッピングセンター」4月にリニューアル、フードコート「P.」の狙いは?

» 2025年03月04日 11時58分 公開
[堀内ひろITmedia]

 東神開発(東京都世田谷区)は、運営する玉川高島屋ショッピングセンターの西館ストリートを4月下旬にリニューアルする。

photo 外構模型(出典:プレスリリース、以下同)

 玉川高島屋ショッピングセンターは、1969年に東京都世田谷区に誕生した百貨店と専門店が同居する米国スタイルのショッピングセンター。

 今回のリニューアルでは、1階に4店舗から構成されるフードコート「P.」を開業する。P.という名前は「Public / Park / People / Pass / Play / Place / Private」といった意味を内包しており、多様な意味の奥行きを感じさせる空間を目指す名称としたという。

P.のVI(ヴィジュアルアイデンティティ)

 オープンするのはワインレストラン「Mini Massif(ミニマッシーフ)」、モダン・ネパールコース料理レストラン「ADICURRY(アディカリー)」、デンマークのクラフトビールブリュワリーのレストラン「Mikkeller Burger(ミッケラーバーガー)」、ニューヨークスタイルのピザショップ「PIZZA SLICE(ピザスライス)」の4店舗となる。

photo 店舗一覧

 合わせて、東急田園都市線・大井町線の二子玉川駅、国道246号線から一本入ったアレーナ通り (西館ストリート ) の歩道を一部拡張し、植栽帯も一新。西館の二子玉川商店街側では、これまでの道路との接点の位置を変えることで柳小路へつながるようにする。

 フードコート「P.」を導入することで、同SCは食の体験価値を強化。高品質な飲食店を集積させることで、ターゲット層の30〜50代やファミリー層に対し、魅力的な商業施設としてアピールしていく狙いがありそうだ。また、西館ストリートの歩道拡張や植栽帯の刷新により、駅や周辺商店街との回遊性を高め、集客力の向上を図っていく。

 東神開発では「西館ストリートの再生を起点として、二子玉川商店街通りや柳小路への回遊を生み出す通り作りを目指す」とコメントしている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

SaaS最新情報 by ITセレクトPR
あなたにおすすめの記事PR